都立高入試過去問

平成27年度都立高入試問題 数学 大問①ー6

    [問6]

    2次方程式  x2+5x-3=0

    まず、因数分解公式が使えるか、さっと確認。
    掛け算して-3、加減で5になる組み合わせは、えーっと、ないなぁ。

    すると、解の公式を使うことになります。

    しかし、これってあまり好きではない。いかにも公式に当てはめるだけという数学っぽくないのである。せっかくなので、高校数1で習う「平方完成」で解いちゃいましょう。これは実は3年の因数分解でも出てくる解き方です。

    x2+5x-3=0

    x2+5x に何かをたして(A+B)2 の形にします。
    真ん中の5を半分にした数字の2乗が右(B)に来るので、
    (x+5/2)2  とします。確認のため、これを展開すると、

    x2+5x+25/4 となります。余分な数字が25/4なので、同じ数を引いてしまいます。

    (x+5/2)2-25/4  で、もとの-3=0を付けたして、

    (x+5/2)2-25/4-3=0

    -25/4-3を計算。-25/4-12/4なので、-37/4
    これを右辺に移動。

    (x+5/2)2=37/4

    両辺を平方して、 x+5/2=±√37/4

    x+5/2=±√37/2

         -5±√37
    x=—————
             2

    2分の、マイナス5プラスマイナスルート37 ・・・答え

    どうですか。この方が解いたという気になれませんか??え、余計面倒?
    そんなことはありません。この解き方は「平方完成」という高校の2次関数で出てきます。

    今のうちに慣れておくといいですよー。

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