都立高入試過去問

平成27年度都立高入試問題 数学 大問①ー8


    〔問8〕袋の中に赤玉が3個白玉が2個合わせて5個の玉が入っている。
    この袋の中から同時に2個の玉を取り出すとき少なくとも1個は白玉である確率を
    求めよ。
    ただしどの玉が取り出されることも同様に確からしいものとする。


    中2最後の単元「確率」です。

    高校数Aで出てきますが、「余事象」で考えましょう。これは余事象の典型的な問題です

    少なくとも1個は白玉というのを、白玉を一つも取らない場合以外で考えます。
    白玉を一つも取らないときとは、取り出した玉が全て赤のときのこと。

    その確立を求めて、1から引けばよいのです。

    では、公式を使わずに、想像力を高める方法(?)でやっていきましょう。

    まず、それぞれの玉に番号をつけます。

    赤1、赤2、赤3、白1、白2、合計5個ですね。

    赤玉だけ取る場合は、

    赤1と赤2

    赤1と赤3

    赤2と赤3

    の3通りです。(3個あるので、3×2÷2でもOKです)

    次に、全ての組み合わせを出します。

    5個あるので、1個目が5、2個目が残り4で、5×4÷2=10 10通りです。

    ということは赤のみの確率は3/10。

    よって、少なくとも白が出る確率は、

    1-3/10=7/10

    答え・・・7/10

    それでは次回お楽しみに!

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